出生前診断を受けなかった理由と悩んだこと一覧

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こんにちは!オカクミです。

今日はちょっとデリケートな話題。直接聞くに聞けないけど、心の底では気になっている人も多いことだと思います。

  • 出生前診断を受けようか悩んでる。
  • 逆に何で受けなかったの?

という方々のために書きました。

出生前診断に関しては色んな意見があると思いますが、

私は正直賛成でも反対でもありません

答えは1つではなく、色んな意見があって良い

と思うからです。

これを前提に話を進めて行きます。

「良い・悪い」ではなくて

オカ・クミのところはこんな風に思って出生前診断を受けなかったのね、へー、ふーん

ぐらいで思って頂ければ幸いです。

 

では参ります!


長男のとき

していませんでした。

35歳以下での妊娠だったことと、病院からも特に何も言われなかったからです。

また、私の産院では2017年当時35歳以下の人は受けられませんでした

(但し、一度染色体異常の子を出産したことのある人はこの限りではありませんでした。)

しかし、長男出産後も思ったのですが、受けなくて良かったと思いました。

当時は働いていたので、

もし出生前診断を受けてダウン症と判明していたらショックすぎてとても働けなかったと思います。

知らなくて良かった、と当時思いました。

次男の妊娠前に

次に妊娠した時はもう絶対に出生前診断をしよう、と決めていました。

そして長男が1歳になってちょっとした頃、授かることができました。

妊娠8週くらい(心拍を確認できる頃)になっているであろう時に産院に行き、

診察の時に「出生前診断をしたい」と伝えました。

看護師さんも「分かりました。先生に伝えておきますね。」と言ってくれました。

内診室に行き、超音波で妊娠を確認すると、胎嚢が確認できました。

 

 

でも、中身が空っぽでした。

その日は妊娠週数が間違っているのかもしれないから様子を見ましょうという話に。

しかしそれから2週間後、残念なことに繫留流産が確定しました。

この時に思いました。

こうやって生まれて来れない子もいるんだ。

長男は染色体異常があったのに何事もなく生まれてくることができた。

やっぱりすごいんだ、生命力が強いんだ、と。

流産はやっぱり悲しかったし、残念な出来事でした。

このことで、私の出生前診断に対する思いが変わったように思います。

次男を妊娠したとき

流産から約半年後、やっと妊娠しました。

妊娠チェッカーで反応が出たのち、妊娠8週ごろに産院へ。

今回は嬉しいという気持ちよりも、

心拍が確認できるかという恐怖の方が先立ち、診察室に入るまでの待ち時間が永遠に思えました。

長男を連れた診察室前の椅子で待機しながら

今回も心拍が確認できませんでした。

と言われることを想像したり、

長男のダウン症を告知された時のこと詳しくはこの記事で)などが頭の中をグルグルしていました。

そんな中、ひとまず心拍が確認されたのでした。

足元が崩れそうになるくらいホッとしました。

でも、安定期に入るまでは本当に生きた心地がしませんでした。

次の検診で心拍が止まっていたらどうしよう、などと考える日々。

そんな中、妊娠4ヶ月の時の検診で出生前診断を受けるか悩んでいる、と産院の先生に相談しました。

先生は長男の時も携わってくれた女性の先生です。

次の子もダウン症だったら…と心配です

と話すと、

「そうですよね。

でも、兄弟揃ってダウン症って私はあんまり聞いたことないような

でも全くないとは言えないので、

どうされるかをよく考えて◯◯日(妊娠17週になる日)までに連絡下さい。」

と、先生も言葉を選びながら話してくれました。

この時、羊水検査をすればほぼ全ての染色体異常が分かることを知りました。

出した結論

結局しませんでした。

理由はこの通りです。

  1. 怖かったから
  2. 心拍を確認できる度にホッとしている自分に気がついたから。
  3. 障害はダウン症だけじゃないから
  4. 滑膜肉腫という病気になった友達がいたから。

 

1.怖かったから

怖かったんです、1番は。怖かった理由は3つあります。

1.破水すること

ちょうど悩んでいる時期に、アメブロで羊水検査をしたら16週で破水したという人の記事を見かけてしまったんです。

レアケースなんでしょうけど、人ごとに思えませんでした。。

2.次も本当にダウン症だったら?

次の子もダウン症で、もし諦めることになってしまったら

私は今いる長男を見る度に思い出すことになるでしょう。

長男は生きているのに、あの子は…、と。

自分を責める毎日が死ぬまで続きそうな気がしました。

それは長男のためにも自分のためにも良くないと思いました。

結局は長男を否定することになってしまう…?

と思ったりしました。

3.途中で下ろすのが怖かった

中期中絶なので、実際に出産する要領で行われると聞きました。

あんな痛い思いをした挙句に残るのは…。

想像しただけで怖かったです。

2.心拍を確認できる度にホッとしている自分に気がついたから

妊婦検診の度に、心拍が確認できて心から安心している自分がいました。

胎動も感じられる時期ではなかったので、ちゃんと元気にしてるか分からないんですよね。

また、身近な友達が無症状で12週で突然流産してしまったので、

自分もそうならないか心配で仕方ありませんでした。

きっともう、お腹の子への愛着が湧いていたのかもしれませんね。

3.障害はダウン症だけじゃないから

療育センターで色んな子と交流したり、アメブロでブログを読んだりしていると、

障害にも本当に沢山の種類があるんだということを知りました。

生まれてからじゃないと分からない障害も沢山あるんですね。

そういった事もあり、

じゃあ何だったら親の私は気が済むんだろう心が晴れるんだろう

と思ったんです。

子どもだけではなく、周りの人に対してもそうですが、

もっとこうして欲しい、ああして欲しい

など、自分以外の他人に期待するとキリがありません。

私自身も親からほめられない認められないということを経験しています。

だからこそ私は、

ありのままの子どもを受け入れたいと思うようになりました。

(実際にできているかどうかはまた別の話ですが…汗)

4.滑膜肉腫という病気になった友達がいるから

滑膜肉腫っていう病気、ご存知でしょうか。

骨肉腫の一種で、骨にできるガンなんです。

予後が悪く、病気が発症して5年生存率が40〜60%なんだそうです。

また、この病気の原因が「18番目の染色体の一部と、X染色体(性染色体)の一部が転座している(入れ替わっている)こと」と言われています。

10万人に1人の頻度と聞きました。

染色体の数は多くもなく少なくもない。

ただ染色体同士の一部が入れ替わっている、そんなイメージです。

そのため、知的な遅れはありません。いわゆる「普通」と変わらないんですね。

とても仲が良くて、大切な友達の1人なんです。

長男を出産して3ヶ月後のまだ暗黒期真っ只中にいる時に、本人からこういう病気になったと聞きました。

かなりの衝撃を受けました。

羊水検査で染色体異常が判るなら、この病気になることだって分かってしまう

もし、お腹の子がこの病気になる運命だったら?

答えは出ませんでした。

出したくなかったのかもしれません。

友達のことまで否定してしまうようで、怖かったんです。

まとめ

大事なことなのでもう一度書きますが、

これはあくまでもオカクミが個人的に考えたことであり、誰かの考えを否定したり、褒めたりするものではありません

出生前診断を受けるか同じように悩んでいる人もいると思うので、私の悩んだこと・考えたことをまとめてみました。

ちなみに、同時期に妊娠していたある長男の同級生のママさんは出生前診断を受けられたそうです。

参考になれば嬉しいです^^

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