2人の男の子を子育て中の主婦、オカクミです！
2021.5月末、2泊3日で次男と入院してきました。
入院した理由は次男の「移動性精巣」の手術を受けるためです。
移動性精巣は次のように定義されています。
移動性精巣（遊走精巣）とは、陰嚢の中に下りてきた精巣が陰嚢と鼠径管の間で容易に行ったり来たりする状態です。
MSDマニュアルより参照
ザックリいうと、タマが本来あるべき場所と（タマの）上の方を行ったりきたりしている状態です。
もう1つ、移動性精巣に似た疾患で停留精巣という疾患があります。
こちらはお母さんのおなかにいる時に降りてくるはずのタマがおなかの方でずっと、とどまってる状態なので手術は必須です。
それに比べて移動性精巣は
手術をした方がいい。
いや、しなくても良い。
という意見で割れています。
「するならする」「しないならしない」でお医者さんがハッキリ言ってくれたらそれに従うのに（苦笑）どうしたら良いのか分からなくて困りますよね💦
というわけで、この記事はこんな方のために書きました。
- 今現在、子どもの移動性精巣の手術をするかどうかで悩んでおり、「する」と決めた人の理由を知りたい
- 移動性精巣で入院した時の様子を知りたい
今回の記事では、こんなことをお伝えします。
- 移動性精巣と指摘された時期
- してもしなくてもどっちでもいいと言われている移動性精巣の手術を「する」と決めた理由
（入院時の様子は「入院・手術編」でお伝えしますね！）
先にお伝えしますと、わが家はこのような理由で手術を決めました。
- 大した手術じゃないとのこと（主治医とママ友談）
- 母親が関わることができるのも今だけ。手術すればずっと心配しなくていい。
- もし大きくなって（何才なのか分からないけど）なにかあったとき、場所が場所なだけに診察してもらうまでに勇気がいるだろう。
- 1才の今なら手術したことも忘れるだろう。
最後までお付き合いいただけると幸いです＾＾
それでは見ていきましょう！
今回紹介するのは、あくまでもわが家の事例です。
移動性精巣の手術を推奨するものではありませんので、ご注意下さい。
目次
移動性精巣がわかった時期
移動性精巣が指摘されたのは、次男を出産して30分後ぐらいだったと思います。
分娩台でくたばっていた私に、助産師さんがおもむろに言いました。
次男ちゃんは元気です！
…。
ち◯ちんがね〜…。
え？
タマがね〜。
下にいないといけないんですけど、上にいったりしてるんですよぉ。
（なにを言い出したのかと思った…笑）
停留精巣なんですか？
停留まではしてないんですけどね〜。
小児科の先生が2日後に来ますから、そのとき詳しく説明してくれると思います！
2日後、小児科の先生が来られたときにこんな説明を受けました。
次男くんは移動性精巣といって、左側の睾丸が上の方に行きがちなんですね。
これがずっと上にあると将来的にガン化することもあると言われてまして〜。
ただ、移動性精巣は小児科の中でも手術した方が良いという意見と、しなくても良いという意見できれいに分かれているので、なんとも言えないんですよね〜！
ただちにどうにかしないといけない！という訳でもないので、まだこの時点では様子見ですね！
しばらくしたら下で固定されるかもしれないので、オムツをかえるたびによく見ておいてくださいね＾＾
それからしばらく様子を見ましたが、
よく分かりませんでした（爆）
というのも、次男は3月生まれ。
あたたかい季節が続くとタマの皮も広がりやすいし、ジナン自身もまだ小さいしで、見分けがつきません。
一応、7月に受けた4ヶ月検診で小児科の先生に伺うも、
あるわよ？
と言われたので安心していました。
ところが、今年（2021年）2月に受けた10ヶ月検診で触診を受けたところ、
んっ？
ええっ？！
ゴソゴソ…（股間をまさぐる音）
あっ！あるね！
よかったよかった…
このとき次男が泣き叫んでいたこともあり、先生はそのまま深くつっ込むこともなく終わりました。
私も次男を静止させて先生の話を聞くのに精一杯だったので、そこまで頭が回らず…苦笑
夜、次男とお風呂に入っていて、左側のタマがしぼんでいるのを見て、昼間の先生の反応が気になったのでした。
あるはずの場所にない…？！
そういえば今日、先生もビックリしてたけど…
長男のがこんなにしぼんでるの見たことないし…
本当に大丈夫なのかな？！
しぼんでるのを例えていうなら、長袖Tシャツのそで部分に腕を通してないようなイメージです。
不安に思った私は、後日もう一度病院へ。
かかりつけの病院は年配の女性の先生ですが、週に1度だけ男の先生が来ている日があります。セカンドオピニオンをもらうという意味で、その日に行きました。
移動性精巣は小児科の中でも意見が割れていて、
ガン化することもあるから、手術をした方がいいという意見と、
大人になったとき、もしガンになることがあるなら
「（睾丸が）なんかおかしい」って自分で気づくことができるはずだから
手術をしなくていいという意見があるんですね。
うちの息子も1才のときに移動性精巣の手術をしたんですけど、
「…しなくても、良かったのかなぁ？」
って今でも思ったりしますねぇ。
もっと詳しく説明聞きたいなら、◯◯センターに紹介状書きますけど…？
◯◯センター？！
ぜひお願いします！
◯◯センターはわが家の長男（ダウン症）のかかりつけということもあり、安心できます。
二つ返事でお願いし、◯◯センターの小児外科で診てもらうことにしました。
小児外科の先生「どっちでもいい」
う〜ん。
どっちでもいいですね！
小児外科の先生は、ひと通り診察を終えると言いました。
ただ先生曰く、タマが定位置にないと、かゆがったりすることもあるとのこと。
もしかして、次男がよく左側のタマを手で引っぱるようにいじってるのはそのせい…？
と心配になりました。
小児外科の先生も、暖かくなった時期にまた診てみたいとのことで、2ヶ月後の4月末に再度受診することに。
ちなみに、手術をするなら1才台とのことでした。
手術をした方が良いのかどうか。
一緒に来ていた夫もどうして良いか分からないようでした（苦笑）
移動性精巣の手術をしようと決意した理由
診察してもらった数日後、長男が通う療育センターで、ママ友たちと4人でおしゃべりしていたときのことでした。
うちの次男が移動性精巣って言われてて、手術するか迷ってるんですよね〜。
と打ち明けると、1人のママ友が
あら！うち先月手術してきたばかりよ！
全然大したことない手術だったよ！
えっ！そうなんですか？！
私もね〜、まだ小さいのに手術させたくなくて〜！
先生（医師）に
「お願い！先生！手術せんでもいいやろ？！これぐらい大丈夫って〜！」
って何回も言ったんやけど、
先生が「いや、絶対した方がいい！」
って言ったもんだからね〜！
このママ友のお子さんは超未熟児で誕生したので、もともと大学病院にかかっています。
そのため、うちの次男が病院から「手術をしてもしなくてもどっちでも良い」と言われたのと少し事情がちがうかもしれません。
しかし、そんな大した手術じゃないというなら受けても良いかな、と思いました。
- 母親が関わることができるのも今だけ。手術すればずっと心配しなくていい。
- もし大きくなって（何才なのか分からないけど）なにかあったとき、場所が場所なだけに診察してもらうまでに勇気がいるだろう。
- 1才の今なら手術したことも忘れるだろう。
…ということを考えた結果、手術を決めたのでした。
まとめ
うちの次男が移動性精巣と診断されたのは生後30分です。いま考えると、かなり早い方だったのかもしれません。
4ヶ月検診や10ヶ月検診などで気づかれたり、気づかれないまま大きくなることもあるのではないかと思います。
しかしながら、移動性精巣の手術をするかしないか、小児科学会でもきれいに意見が分かれています。
そんな中、わが家が手術をすると決めた理由はつぎの通りです。
- 大した手術じゃないとのこと（主治医とママ友談）
- 母親が関わることができるのも今だけ。手術すればずっと心配しなくていい。
- もし大きくなって（何才なのか分からないけど）なにかあったとき、場所が場所なだけに診察してもらうまでに勇気がいるだろう。
- 1才の今なら手術したことも忘れるだろう。
最初にもお伝えしましたが、この記事は手術を推奨するものではありません！
心配に思われた方は、必ずお医者さんに相談して下さい。
ここまで読んでくださったあなたの参考になれたらうれしいです＾＾
その後の手術の様子はこちらです！
【子どもの病気】移動性精巣の入院・手術レポート
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